コロナ禍 仕事の混乱にどう対応したか

コロナ禍 仕事の混乱にどう対応したか

記者が参加したスモールグループでは、名古屋 にある老人介護施設でケアマネージャーをしている宮本英樹 さん(マスタードシードクリスチャン教会名古屋 会員)、協力牧師の島谷 知明さん(マスタードシードクリスチャン教会神戸 )、外国 人に日本語を教える日本語教師をしている森本聖美 さん(オール・ネイションズ・フェローシップ会員)、一般企業に勤めている大原早人さん(改革長老・武庫之荘教会員)が参加した。

コロナによる仕事の混乱と福音の適用

コロナによる仕事の混乱と福音の適用

イエス・キリストの光を日本の働く場にもたらすことを目指す「Lightプロジェクト」(ディレクター:サックス知子)は、コロナウイルスによる仕事の混乱を経験している人たちをケアするために、米ニューヨーク市にあるリディーマー教会(創始者:ティモシー・ケラー)の教会開拓機関が制作した「コロナウイルスによる仕事の混乱のツール 福音の希望を適用するモデル」(以下・仕事の混乱のツール)を翻訳し、一部日本の状況などを追加・変更して作成。日本の教会開拓機関のCity to Cityジャパン(ディレクター:デイミアン・グレイトリー)とパートナーを組み、コロナ禍の中で仕事に不安を覚えている働くクリスチャンに向けてプレゼンをしている。

「信仰」と「仕事」の統合を目指して

クリスチャン誌 月刊「舟の右側」2019年7月号に掲載されたものです。クリスチャン一人ひとりが人生の大半を過ごす職場でキリストの光を輝かせるようにとの願いから始まった「Lightプロジェクト」。創設者でディレクターのサックス知子さんに、どのような思いと信仰で、この働きを始めたのかを聞いた。

長時間労働を防ぐ福音的リーダーシップ

「炎のランナー」という映画は、1924年パリオリンピック陸上選手たちの思いを描き出した大作でした。名場面は、男子100メートル走で金メダルを獲ることになるハロルド・アブラハム選手が100メートルの決勝前、コーチに「銃声が鳴ると、私には私の人生が価値あるものであったことを証明させるための孤独な10秒が与えられる」という告白をした場面です。競技大会に参加するスポーツ選手たちは、このような重圧と戦っていると思います。そこには、結果を残さない限り価値ある人間と見なされない、という思いがあることでしょう。