2022年9月25日から10月7日まで京都で開催された「City to City ジャパン インテンシブ」に参加させていただきました。6月に同じ教団の先生からお声掛け、お誘いをいただいての恵みでした。
私たち夫婦は、福岡で27年間の教団レベル開拓を2022年3月末で終え、4月から佐賀での教団レベル開拓に遣わされました。思がけない主の導きでした。
夫はマルコ8:34~35のみことばを示され、また私は、へブル人への手紙11:8のみことばをいただき、佐賀開拓を決心いたしました。
2022年6月27日の佐賀バイブルチャーチ開所式をもってスタートした中でインテンシブに参加させていただいたことは、神さまからの大変大きな励まし、助け、恵みでした。
同じ使命をもっておられる牧師、宣教師、またその妻たちと、2週間、朝8時の祈り会から始まり夕方4時まで一緒に過ごした時間、学び、交わりは大切な財産となりました。毎日、目から鱗が落ちるようで、新しい世界を見せていただいた思いです。
講師の方々は証しを交えてわかりやすく「福音に生きる」ことを語り、弱さも失敗も私たちに共有してくださったので、とても慰められ、励まされ、癒されました。
「聖書全体が語っていることは、私たちがすべきことではなく、神が私たちのために、すでに行なってくださったことについてである」と語ってくださった言葉が心に響いています。たくさんの学びをいただいた中から、2つのことをお分かちします。
(1)福音に生きるすばらしさ
福音とは「義認」だけではなく、「義認」「聖化」「栄化」のすべてであること、私たちは、①創造 ②堕落 ③贖い ④刷新 ⑤回復、この5つを繰り返しながら成長していくことを学びました。そして「私も毎日福音が必要である」、というのは新しい発見でした。
「福音」に生きるためにどうしても必要なことは、自分の弱さに向き合うことです。それは勇気のいることで、私は避けていたな、自分の弱さに向きあってこなかったのではないかと気づきました。
イエス・キリストは私の弱さをとおして働かれます(Ⅱコリント12:9)。自分の弱さに目を向ける時、ネガティブになりますが、そこからイエス様のところへ逃げ込み、福音によって刷新していただけます。イエス様のところへ行くことで福音の恵みのありがたさに癒され、新しくしていただけます。
ある講師が「クリスチャンはメチャメチャネガティブで、メチャメチャポジティブです」と言われましたが、「そうだな」と納得しました。日々私も福音の恵みで生きていきたいと思います。
(2)祈りについて
祈りについて担当した講師が「あなたの祈りの時間は居心地がいいですか」と尋ねられました。とても新鮮な質問に、「そういえば・・・」と考え、形式的であったり、祈りが葛藤になっていたなと振り返ることができました。そんな時どうしたらいいのかを、先生がご自分の体験を交えて語ってくださいました。
子供のような祈り
マルコの福音書10:14~17に、イエスさまのところに連れてこられた子どもたちのことが書かれています。「子どもたち」という言葉には実は別の意味があり、イエスさまはそんな私の祈りを聞きたい、そのままで来てほしいと思っていてくださるお方だと知りました。どんな状態でも私たちは一番完璧なお方のところにいることになるのです。
心からの祈り
イエスさまは「私の本当の心」をほしいと願っておられます。ですから、心の中を隠すのではなくありのままを打ち明けたいと思います。今まで、よいことのためから祈らなければと思い、自分の心の中を隠してしまうところが私にはあったなと思いました。心の中を隠さず、まず打ち明けるとほかのことを祈る自由がやってくることも教えられました。ビーチボールのたとえで教えていただいた時は救われた思いでした。
困難な状況での祈り
子どものように祈っても、状況が変わらないことがあります。そんな中私たちは自分の無力さを味わい、また、本当の自分を知ります。そして、良い羊飼いであるイエス様に目を向け、祈り求め、イエス様にとどまることができ、また、自分の心の偶像を知ることができます。旧約聖書からそのような状況を示され、私も、イエス様に「求めて+とどまる+キリストを見続ける」毎日の中で、希望をいただけるような体験させていただきたいと思います。
そしてインテンシブが終わった今も、祈りの友の交わりに加えていただいています。それも私にとって大きな大きな宝物です。
この素晴らしいインテンシブに、これからもたくさんの方々が参加されることをお勧めいたします。インテンシブのための働きをしてくださっているすべての方々に感謝し、祝福をお祈りいたします。