Light projectに参加して

CTCJは、light project​​(働くクリスチャンが「信仰と仕事」を統合し、仕事を通して、職場でイエスの光を輝かせるために、励まし、訓練することを目的とした団体)とパートナーシップ関係にあります。教会開拓者が教会に集うさまざまな職種の方たちの背景を知り信仰と仕事を統合するためのヒントとして、今回は映画制作に携わる小田浩之さんにlight projectオンラインコース受講経験についてインタビューしました。

ーlight projectコースに参加したきっかけについて教えてください。 

仲良くしている教会の友人がLigjt projectに参加したことがあり、彼もアート関係の仕事をしているので熱心に勧めてくれました。本業の傍らアートに携わる者として、クリスチャンとしての仕事観を深めたいという思いで参加した。参加費もお手頃で参加しやすかったです。

ー参加して何が一番印象に残っていますか?

色々な教会の参加者と交流(オンライン上ですが)できたことです。超教派のイベントへの参加は初めてだったので、グループディスカッションでの意見交換や、私が考えていることを「面白い」と言ってもらえたことも新鮮でした。普段、信仰と仕事について話し合う機会がないので、このテーマについて話し合うことは良い経験でした。

 ー参加した前と後では何か違いがありますか?

劇的な変化はなかったものの、クリスチャンとして働くことについての漠然とした思いが言語化されたと感じ感じました。

特に、資本主義社会での企業活動とクリスチャンとしての価値観の葛藤について、共有できたことが印象的でした。普段、教会生活でもそこまで話すことがありませんから。

自分が参加した時に、医療従事者や福祉関係の方たちがいて、人に仕える、クリスチャンらしい職業の選択だなという印象がありました。同時に、クリスチャンとしての視点から仕事に関する新たな気づきを得ました。

自分の教師としての仕事についても、教える内容は学問として真実に向き合い伝えようとしているので、やりがいのある仕事です。

また映画制作とは、神のみわざの模倣です。

スクリーンの中に2時間の世界を作るわけですから、天地創造のミニチュアみたいなことを制作を通して行なっているのだと感じています。制作とは自分の中に明確に答えがないものに対する問いを追求して、探究するプロセスです。「自分が観たい映画をつくりたい」、そんな思いで映画に向き合っています。その中で、クリスチャンとしての自分の個性が、意識せずふと現れる、そんな映画ができたら素敵ですね。
 
ーどのような人にこのコースの参加を薦めたいですか? 

クリスチャンで仕事について葛藤を抱えている方や、クリスチャンの仲間と思いを共有したい方におすすめです。ファシリテーターの先生の進行も素晴らしかったです。参加者をうまくまとめ、物腰柔らかくリードする進め方は、参考になりました。オンラインだけでなく対面の機会もあったら楽しそうだなと思います。

ー教会で、このような信仰と仕事に関してどんな助けがあったらいいと思いますか?

普段教会では、仕事の悩みを話すことがなかなかないと思います。あっても牧師先生に個人的に相談するとかですね。それもいいですが、例えば分かち合いの時に、近くの人と組んでグループディスカッションやることがよくありますね。職種別に集まって話すとかしても、面白いんじゃないでしょうか。初めて教会に来た方も、共通の話題で話に入りやすいですし、何より仕事上の葛藤や悩みもシェアしやすいのではないかと思います。

著者:小田浩之 

東京都出身。クリスチャンホームで育つ。教育に携わりながら、映画制作や執筆活動を行なっている。

将来の夢はクリスチャン映画を制作すること。

映画『サルビア』https://www.youtube.com/watch?v=xmKuFSxWNqQ

新聞コラム『シネマの力』https://www.jomo-news.co.jp/category/cinema-power