隣人を愛する

警察庁の統計によると、2020年10月に自殺で亡くなった人は2153人でした。それまでの新型コロナウイルスによる国内の死亡者数累計を上回ったのです。近年、日本では自殺者の数は減少傾向にあったものの、2020年10月までの数ヶ月間では逆に増加していました。

日本の児童虐待とクリスチャンの働き

日本の児童虐待とクリスチャンの働き

私はカウンセラーとして、子ども・若者たちと関わっています。こういった手書きの相談を受け取ることは、一度や二度ではありません。ひらがなと習ったばかりの漢字で書きつづられ、所々に消しゴムで消し書き直した跡があります。消しゴムで消された文字をよく見てみると、「いつもひとりで泣いています」とあります。この子どもは一体どのような思いで、この言葉を消したのでしょう。

霊的うつ状態と教会の福音文化

霊的うつ状態と教会の福音文化

生活や宣教活動、そして仕事に対する独特なプレッシャーにより、それまで気付かなかった心の偶像が表面化されることがあります。私はこれまで牧会の働きの中でうつに悩む人のカウンセリングをしてきましたが、霊的なうつは信仰の弱い人が悩むものだという考えが僅かながらありました。しかし、教会史を見ると真理以上の真実はない事が証明されています。霊的う つ状態は、歴史上最も優れた人々にさえ影響を与えました。

インターネットで日本にいる友だちに尋ねました

インターネットで日本にいる友だちに尋ねました

2019年11月、シティトゥシティアジア太平洋主催のリーダーカンファレンスで伝道ネットワーク(The Evangelism Network:略称はTEN)のクレイグ・エリス氏は次の三つの点を考慮した効果的伝道について話をされました。1.) 語るメッセージは内容と形式が聞き手に分かりやすい文脈化されたものであること。2.) 伝道とは一回だけの話で終わるのではなく、時間をかけて何度も粘り強く関わって話していくこと。3.) 伝道は祈りに根ざして御霊に依り頼むこと。

無秩序な中間地点を生きる

無秩序な中間地点を生きる

ブレネー・ブラウンは著書「思い切って導く勇気 (Dare to Lead)」の中で、今のような時は「競技場」に足を踏み入れるようだ、と表現しています。「競技場の時」とは、リーダーがリーダーシップについて重要な課題に直面する時のことです。リーダーが導かなくてはならない時であり、勇気と恐れが交差します。ブラウンはこのような状況に陥ったら、「弱みを受け入れ、好奇心と寛大さを保ち、無秩序な中間地点に居続ける」ことを強く勧めています。