爆撃で目を覚ます:ウクライナの教会開拓者の祈りと忍耐

昨日の早朝5時半、私はある電話で起こされた。昨年の夏にウクライナ東部の都市ドニプロに教会開拓に送り出した私たちの教会の副牧師からの電話だった。「これからそっちに帰る、街への爆撃が始まった」。眠気を振り払いながら、すぐに現地のニュースサイトやソーシャルメディアにかじりついてこれが単なる一つの事件ではないことを知った。全国の主要都市が空爆されていた。

悔い改めと心の刷新

私は神奈川県で牧師をしています。2016年から、地域のコミュニティセンターやカフェなどを借りながら教会を開拓しています。今ちょうど5年が経ったところですが、これまで本当に多くの方々に支えられて来たことを実感しています。特にCTCJをはじめとし、福音中心のコミュニティでの交流には大いに励まされています。そういった励ましがなければ、早い段階で教会開拓を諦めていたかもしれません。

祝福の源

私の育った新潟では江戸時代の良寛という禅僧が有名で、アニメのテレビCMがよく流れていました。どんなCMだったか記憶をたどってみると、歳をとった良寛さんが村の子供たちとお寺の前で鞠をつきながら一日中平和に遊んでいると言うもの。今考えてみると、CMとして何を伝えたいのだろうと考えてしまうものでした。

しかし現在、クリスチャンとなった私がそのCMを振り返り、思い浮かぶのは、人は難しいことを話したり、正しい教えを伝えるよりも、一緒に遊ぶこと、一緒に時間を過ごすことの方がもっと強い影響を与えられるのではないかというものでした。

コロナ渦での教会開拓

2020年2月27日の新型コロナウイルス感染症対策本部で、安倍晋三前首相は全国の小中学校と高校、特別支援学校に臨時休校を要請する考えを表明しました。続く2020年4月7日に東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に緊急事態宣言を行い、4月16日に対象を全国に拡大しました。

その頃、私たち、Bread of life churchは、2019年1月に開拓をはじめ、まだ1年しか経っていない状況でした。