教会のリーダーとしてふさわしい?

教会のリーダーとしてふさわしい?

「具体的な働きについての質問なら数え切れないくらい挙げられる。危険なのは、それが『自分は教会開拓にふさわしいか?』という本来の問いを曖昧にすることだ。」私は会議室にいた。テーブルの周りにいたのは教会開拓者やコーチの面々だ。様々な知恵と見識、御霊の賜物に満ちて、長年それぞれの文化に聖書を伝えてきたベテランたちだ。私は敬意と驚きから、どんなことも聞き漏らすまいとしていた。同時に心のどこかで、こう思ってもいた。自分はこの世界にふさわしいのだろうかと。これは教会開拓をするなら誰しも経験するチャレンジだ。教会開拓者という職人のような世界で、最高の仕事を見せられる。本、ブログ、メンター、カンファレンス、セミナー、インテンシブと呼ばれるものすべて、もっといい働きを目指す者へのガイドだ。どれも素晴らしい一方で、同時に思わされるのは、自分がいつまでたってもこの世界にふさわしくないということだ。

教会開拓者にコーチングが大切なのはなぜか

教会開拓者にコーチングが大切なのはなぜか

「あれは最良の時代であり、最悪の時代だった。」有名なこの一節は、教会開拓についてよく表していると思う。すべてがうまくいっているように見える時もあれば、人生最悪の失敗をした気になる時もあるからだ。しかもそれが1日のうちに何回も繰り返されることがある。教会開拓にはまさにそういうところがある。新しい教会を始めるとあらゆる方向からチャレンジを受ける。だがそれを受け止める準備ができている教会開拓者はほとんどいない。神学校では素晴らしい神学教育を受けられるが、リーダーシップや経営管理についてより高度なトレーニングを受けることはほぼない。結果、準備不足の多くのリーダーが道を誤り、好機を逃すことがある。それでは、教会開拓者にはどんな準備が必要なのか? それは開拓者が障害を乗り越えていくプロセスの中で、助け伴走してくれる教会開拓の先輩、つまりコーチの存在である。

教会開拓、神のタイミング、そして聖なる混乱

教会開拓、神のタイミング、そして聖なる混乱

六本木リディーマー教会は、東京のダウンタウンにある六本木地区の新しい開拓教会です。当教会は、リディーマー・シティ・トゥ・シティ・アジア太平洋、及びシティ・トゥ・シティ・ジャパンとの協力関係のうちに開拓されています。六本木は、東京都港区の一地区で、外国人の間ではナイトライフの中心地として人気の高い場所です。六本木は、その周辺地域の麻布、広尾、赤坂、南青山とともに、多くの大使館、外資系企業、そして外国人居住者を擁しています。おそらく、国籍で言えば、東京全体でもっとも多様な地区でしょう。

逆境力とバーンアウト

今日は、「あなた」について話したいと思います。新型コロナウイルスが蔓延している今、多くの疑問があな たの頭の中を巡っていることでしょう。不安の中にある信徒たち、大きな恐れの中にある人たちにどの ような牧会的ケアをして行けば良いのか、そのようなことを気にしているでしょう。けれども今日はそ のような話はしません。今日、私は「あなた自身」のことを話します。

無秩序な中間地点を生きる

無秩序な中間地点を生きる

ブレネー・ブラウンは著書「思い切って導く勇気 (Dare to Lead)」の中で、今のような時は「競技場」に足を踏み入れるようだ、と表現しています。「競技場の時」とは、リーダーがリーダーシップについて重要な課題に直面する時のことです。リーダーが導かなくてはならない時であり、勇気と恐れが交差します。ブラウンはこのような状況に陥ったら、「弱みを受け入れ、好奇心と寛大さを保ち、無秩序な中間地点に居続ける」ことを強く勧めています。