祝福の源

私の育った新潟では江戸時代の良寛という禅僧が有名で、アニメのテレビCMがよく流れていました。どんなCMだったか記憶をたどってみると、歳をとった良寛さんが村の子供たちとお寺の前で鞠をつきながら一日中平和に遊んでいると言うもの。今考えてみると、CMとして何を伝えたいのだろうと考えてしまうものでした。

しかし現在、クリスチャンとなった私がそのCMを振り返り、思い浮かぶのは、人は難しいことを話したり、正しい教えを伝えるよりも、一緒に遊ぶこと、一緒に時間を過ごすことの方がもっと強い影響を与えられるのではないかというものでした。

コロナ渦での教会開拓

2020年2月27日の新型コロナウイルス感染症対策本部で、安倍晋三前首相は全国の小中学校と高校、特別支援学校に臨時休校を要請する考えを表明しました。続く2020年4月7日に東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に緊急事態宣言を行い、4月16日に対象を全国に拡大しました。

その頃、私たち、Bread of life churchは、2019年1月に開拓をはじめ、まだ1年しか経っていない状況でした。

教会とソーシャルメディア

教会とソーシャルメディア

先日、ジャーナリストや学者が集うZoomフォーラムで議論していた時のことです。アメリカ文化の偏向化についてある男性がこう発言しました。「市民の声を弱めて社会的分裂を招くような公共の場を作るなら、ツイッターの右に出るものはないですね。」この一年熱心にソーシャルメディア研究をしてきた有名女性ジャーナリストもこれに同意していました。

マタイ書、新たな視点

私が福音書、特にマタイの素晴らしさを理解したのは、物語の内容だけではなく、その形式にも意味があることを理解してからだと思います。単にマタイの言葉だけでなく、その言葉の配置、つまり物語の語り方に、マタイのイエスに対する確信が表れているのです。