私の人生(2)

大学4年生のクリスマスに受洗後、神学校か、すでに内定を頂いている商社か、卒業後の進路に迷い、牧師に相談しました。すると牧師の答えは、「ビジネスをしてみたいという思いがあるなら、そちらで経験を積むのはいいことだ。

私の人生 (1)

私の人生 (1)

東京センターチャーチ(TCC)の牧師の下村明矢と申します。我が教会はCity to City Japanのネットワークの10番目の開拓教会として、2019年12月銀座を拠点にスタートしました。今回は自己紹介を兼ねて、お証しをさせて頂きます。まずは救いのお証しから。

宣教のミドルスペース

宣教のミドルスペース

私が「センターチャーチ、福音中心ミニストリーの実現のために(仮題)」を執筆したのには一つの理由があります。それは、教理と実践(ミニストリー)の関係について一般的な誤解があるように思ったからです。

失敗だらけの教会開拓

失敗だらけの教会開拓

今から24年前、私は福音自由教会の国内宣教師として沖縄に派遣された。昔の福音自由教会は、日本の教団教派の中で最も教勢が伸びたところの一つである。教会を開拓しても3~4年で次々と自立していった。ただ沖縄は難しいと聞いていた。実際最初の牧師は半年で辞め、そのあと何人かの牧師が派遣されたが、いずれも任期は3年以内、自立も遠かった。しかし私は「自分ならすぐに自立出来る、余裕だ」そう考えた。最低でも2~3年、早ければ1年ぐらいで出来るのではないか、ここは新記録を目指してみるか!などと鼻息荒く、意気込んでいた。

教会のリーダーとしてふさわしい?

教会のリーダーとしてふさわしい?

「具体的な働きについての質問なら数え切れないくらい挙げられる。危険なのは、それが『自分は教会開拓にふさわしいか?』という本来の問いを曖昧にすることだ。」私は会議室にいた。テーブルの周りにいたのは教会開拓者やコーチの面々だ。様々な知恵と見識、御霊の賜物に満ちて、長年それぞれの文化に聖書を伝えてきたベテランたちだ。私は敬意と驚きから、どんなことも聞き漏らすまいとしていた。同時に心のどこかで、こう思ってもいた。自分はこの世界にふさわしいのだろうかと。これは教会開拓をするなら誰しも経験するチャレンジだ。教会開拓者という職人のような世界で、最高の仕事を見せられる。本、ブログ、メンター、カンファレンス、セミナー、インテンシブと呼ばれるものすべて、もっといい働きを目指す者へのガイドだ。どれも素晴らしい一方で、同時に思わされるのは、自分がいつまでたってもこの世界にふさわしくないということだ。