ブログ — City to City Japan

心に響く説教とは (パート2)

心に響く説教とは (パート2)

私たちは、何か取り上げられてもそれほど好きでないものなら、悲しいと思いません。逆にそれほど好きでないものをもらうと、嬉しくないのです。欲求や喜び、恐れや悲しみは、それぞれ愛の表れです。心に届く説教とは、聴衆の心に潜んでいる愛がどんな姿か、またその「愛」がどんな行動として現れるかを知ることから始まります。これをもとにカタイ氏は、ティモシー・ケラーが提案した、心に届く説教をするための実践的な方法を二つ紹介しています。

心に響く説教とは (パート1)

心に響く説教とは (パート1)

2020年4月、RCTC(リディーマー・シティー・トゥー・シティー)のポッドキャストシリーズ「コロナ時代の教会」、アンドリュー・カタイ氏(シティー ・トゥー・シティー・オーストラリアのCEO)へのインタビューからの抜粋要約。聴衆の心に響く説教とは、どんなものなのでしょう。聴衆が納得して前向きになるように語るには、どうすればいいのでしょう。経験豊かなカタイ氏の語りをもとにまとめました。

インターネットで日本にいる友だちに尋ねました

インターネットで日本にいる友だちに尋ねました

2019年11月、シティトゥシティアジア太平洋主催のリーダーカンファレンスで伝道ネットワーク(The Evangelism Network:略称はTEN)のクレイグ・エリス氏は次の三つの点を考慮した効果的伝道について話をされました。1.) 語るメッセージは内容と形式が聞き手に分かりやすい文脈化されたものであること。2.) 伝道とは一回だけの話で終わるのではなく、時間をかけて何度も粘り強く関わって話していくこと。3.) 伝道は祈りに根ざして御霊に依り頼むこと。

教会のリーダーとしてふさわしい?

教会のリーダーとしてふさわしい?

「具体的な働きについての質問なら数え切れないくらい挙げられる。危険なのは、それが『自分は教会開拓にふさわしいか?』という本来の問いを曖昧にすることだ。」私は会議室にいた。テーブルの周りにいたのは教会開拓者やコーチの面々だ。様々な知恵と見識、御霊の賜物に満ちて、長年それぞれの文化に聖書を伝えてきたベテランたちだ。私は敬意と驚きから、どんなことも聞き漏らすまいとしていた。同時に心のどこかで、こう思ってもいた。自分はこの世界にふさわしいのだろうかと。これは教会開拓をするなら誰しも経験するチャレンジだ。教会開拓者という職人のような世界で、最高の仕事を見せられる。本、ブログ、メンター、カンファレンス、セミナー、インテンシブと呼ばれるものすべて、もっといい働きを目指す者へのガイドだ。どれも素晴らしい一方で、同時に思わされるのは、自分がいつまでたってもこの世界にふさわしくないということだ。

教会開拓者にコーチングが大切なのはなぜか

教会開拓者にコーチングが大切なのはなぜか

「あれは最良の時代であり、最悪の時代だった。」有名なこの一節は、教会開拓についてよく表していると思う。すべてがうまくいっているように見える時もあれば、人生最悪の失敗をした気になる時もあるからだ。しかもそれが1日のうちに何回も繰り返されることがある。教会開拓にはまさにそういうところがある。新しい教会を始めるとあらゆる方向からチャレンジを受ける。だがそれを受け止める準備ができている教会開拓者はほとんどいない。神学校では素晴らしい神学教育を受けられるが、リーダーシップや経営管理についてより高度なトレーニングを受けることはほぼない。結果、準備不足の多くのリーダーが道を誤り、好機を逃すことがある。それでは、教会開拓者にはどんな準備が必要なのか? それは開拓者が障害を乗り越えていくプロセスの中で、助け伴走してくれる教会開拓の先輩、つまりコーチの存在である。